Startup Weekendえひめ vol.7 開催レポート
2018年11月2日(金)〜2018年11月4日(日)の3日間で、スタートアップウィークエンドvol.7が開催されました。
今回はこのイベントのレポートを公開します!
目次
スタートアップウィークエンド愛媛ってなに?
1日目の様子
2日目の様子
3日目の様子
まとめ
スタートアップウィークエンド愛媛ってなに?
スタートアップウィークエンドとは、世界700都市以上、日本31都市以上で開催されている起業体験イベントです。
Startup Weekendのミッションは地域毎に形成されるコミュニティによって、起業のノウハウや起業家精神を広め、「起業家」が育つ環境を提供することにあります。
そのために、金曜日の夜にビジネスアイデアの発表・チームビルディングを行い、土曜日と日曜日の夕方までにそのビジネスアイデアのプロトタイプをつくるところまで行います。
何をするの?
スタートアップウィークエンドでは、金土日の3日間を使って、新規事業をつくる体験をして頂きます。
ただ単に座学で起業の勉強をするのではなく、実際に手を動かし、チームでコミュニケーションを取りながら事業を作っていきます。
新規事業を作る時に伴う、失敗や成功を3日間に凝縮して体験できるイベントになっています。
下記が3日間のスケジュールです。
どんな人が参加してるの?
新規事業を作るイベントと聞けば、学生や実際に起業したい人が参加しそうと思われがちですが、起業や独立を考えていない会社員や主婦、学生の方も多く参加しています。
もちろん既に起業して、実際に経営者として働いていらっしゃる方も参加されています。
今回の参加者の属性
今回の参加者の属性はこのようなかたちです。
会社員が約4割、経営者、学生が2.5割となりました。
男女比
今回の男女比は前回と比べると、女性の参加者が20%ほど増えております。
いつもは男性が7割程ですが、今回は男女比率が半々でした。
年齢層
今回は20代30代が70%を締め、比較的若い方が多かったです。
参加すると得られること
実際に起業をしたいと検討している方でなくても、得られるものがあり、楽しめるイベントになっています。
・新規事業を設立する擬似体験ができる
スタートアップウィークエンド愛媛では、新規事業をつくる体験ができます。
- ターゲットは誰か
- 同じようなサービスは無いのか
- 利用者の声を実際に聞き本当に必要性があるのか
- 事業をする上での課題を解決しているか
- デモを作成する(使いやすさも考慮)
- 資金調達はどうする
- 本当にお金を払ってくれる人はいるのか
・・・etc
3日間で考えなければならないことが膨大にあります。
起業のアイデアを出す段階では希望的に見える企画でも、実際に深く考えていく上で壁にぶち当たり、軌道修正をする場合も多くあります。
実際の起業では、環境によって事業形態を変えていかねばならない場合もあります。
いきなり、起業するのではなく体験を通して起業することで、実際起業した時の失敗を最小限に抑えることができるのではないでしょうか。
・仲間ができる
参加者の中には、エンジニアやデザイナーなどのクリエイター、経営者やフリーランスで既に起業経験のある方、法律関係や金融関係の方、大企業で働く方や、学生、主婦等も幅広く参加されます。
スタートアップウィークエンドを通して仲良くなり、今後のお仕事に結びつくこともあります。
・仕事に必要なことを学べる
このイベントでは、最終日にプレゼンをすることで成果物を発表するという目的があります。
期限つきの仕事をいうのは、実際働く上で必ずついて来るものです。
目的達成のために、仲間を集め、作業を分担する。その過程をこの3日間で実際に体験できることもイベントの醍醐味になります。
1日目の様子
1日目はまず懇親会から!ビールで乾杯!
どんな人が来ているのか、交流を深めます。
イベントスタート!
まずはファシリテーターから3日間の流れと注意点等の説明があります。
希望者でアイデアピッチ!
自分がやりたいビジネスはどんなビジネスなのか、1分間という限られた時間で、「どんな人が、どんな事に困っているので、こんなアイデアで解決したい」など簡潔に説明します。
アイデアを持って来ていない方は、他の人のアイデアに参加しましょう。
今回は11のアイデアが発表されました!
チーム作り
アイデアを出していない人は、興味のあるアイデアを出した人のところへ行き、どんどん質問して、加入しましょう!
アイデアを出した人はチームに必要な人材を考えつつ、チーム編成を考え時にはスカウトします。
誰と組むかはとても大事!
2日目の様子
2日目は自由に作業できる時間とコーチングタイムが設けられています。
ここでチーム内の役割分担を決め、市場調査やプロトタイプの作成、コーチからのアドバイスを受けビジネスをブラッシュアップしていきます。
朝はふわふわのパンとコーヒーからスタート!
ビジネスの作り方は各チーム自由で、何から始めたら良いか困惑するチームもあります。
実際の起業でも起こりうることですね。
お昼ご飯は愛媛県のグルメ三津浜焼きや焼きそば!ソースの香りが食欲をそそります。
コーチングタイム
自分たちだけで作業していると、盲目になりがちです。
そこで知識をもったコーチがアドバイスをしてくれることで、自分たちでは気がつかなかった課題や問題が浮き彫りになり、よりビジネスをブラッシュアップすることができます。
コーチング後、悩める参加者を発見!
前向きに作業を進めていきます。
待ちに待った晩ご飯タイム!
できたてホカホカのご飯を用意していただきました。
イベントは会場にとどまらず、実際にターゲット層の意見を聞きに街に繰り出す参加者も!
その事業が本当に世の中に求められているのか、意見を聞く事も重要です。
中間発表を行います。現状や、今後どうしていくかなどお話します。
3日目の様子
3日目は自由時間とプレゼンが控えています!
タイムリミットはあと少し!もう一踏ん張りです。
朝は美味しいパンとコーヒーで腹ごしらえからスタート!
どのチームも最終調整にかかっています。
ウェブやプロトタイプもどんどん完成していきます。
マツヤマンスペースに移動して発表!
こちらが審査基準です!
プレゼンタイムがスタートです!緊張感が伝わってきます。
ウェブやプロトタイプも発表されます。
審査タイムの後・・・
今回の優勝者は・・・
オンダーソニアチーム!
経験者も気にならない新しい弦楽器で音楽文化を作るサービスです。
製品のプロトタイプを作り、プレゼンの最後にはオリジナルPRソングを作って発表していました。
最後は懇親会!
審査員に、改善点やどこが良かったかなどを聞く事ができます。
3日間苦楽をともにした仲間と、さらに親睦が深まります。
まとめ
スタートアップウィークエンド愛媛は、今回で7回目になりました。
今回は中村愛媛県知事が激励に来られ、イベントもさらに盛り上がりました!
単に、座学のセミナーでは100%起業への理解を深める事は難しいでしょう。
このイベントの醍醐味は、実際の起業と同じ事を体験できる点です。
この3日間を通して、全く違う知識を持つ人と、実際に手を動かし、チーム内でコミュニケーションを取りながら目的を達成する事で、起業をよりリアルに体験できるのです。
次回2019年4月19日~21日の開催でお会いできる事を楽しみにしております!
過去に参加したことあるよ!という方は、参加者交流会も2019年2月1日に予定しています。
https://www.facebook.com/events/2138822309689232/