働き方改革|ワーク・セレクトふりかえりと事例紹介

コラム

2017年はワークスタイルが大きく変化する年になりそうです。

いま、政府の提唱する一億総活躍社会の実現に向けた最大のチャレンジとして「働き方改革」がすすめられています。

「働き方改革」ってなに?

安倍政権は、若者も高齢者も、女性も男性も、障害や難病のある方々も、一度失敗を経験した人も、みんなが包摂され活躍できる社会をつくるための最大のチャレンジとして、働き方改革をすすめている。
・同一労働同一賃金の実現など非正規雇用の待遇改善
・長時間労働の是正
・高齢者の就労促進
等、様々な施策をすすめている。

今、なんで働き方改革がすすめられてるの?

現在、日本は下記のような課題に直面している。
・長時間労働の慢性化
・人口減少、高齢化による働き手の不足
・さらなる生産性の向上が必要となっていること

この記事では、4月9日に愛媛県松山市で開催した、働き方に関するイベント「ワークセレクト」をふりかえりながら、働き方に関する企業や個人の事例を紹介していきます。

スライド表紙

目次

ワークセレクトってなに?
なぜ、いまワークセレクトか?
サイボウズ株式会社の事例
株式会社オートクチュールの事例
有限会社リプル・エフェクト 山田敬宏 氏の事例
フレーズライン 阿部冴香 氏の事例
Layers 井上和俊 氏の事例
まとめ

ワークセレクトってなに?


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このイベントでは「ワークセレクト」を、目的ために「働くスタイルを選択すること」と定義していきます。
それは、どのような仕事をするか、時間ぐらい働くのか、どの場所で、シングルキャリアかパラレルキャリアか等、いろいろな選択があります。
このイベントで、自分とは違う働き方のスタイルを実践している人の話を聞いて、今後の選択のヒントを探していきます。
また、経営者も、企業の存続発展のために、働き方に関する制度をどのように考えるか。様々な企業の事例を聞いて、今後の参考にしていきます。

なぜ、いまワークセレクトなのか

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なぜ、いまワークセレクトを考えるのか。その理由として3つ紹介しておきます。

長寿化

日本人の平均寿命は、2017年において、男性80.75歳、女性は86.99歳となっており、この数値は今後も伸び続け、2060年には、男性84.19年、女性90.93年となると見込まれている。
また、別の調べでは今の20代の半分が100歳以上生きるともいわれている。
長寿化がすすむことにより、老後資金の準備やこれまでの学習→労働→老後という3段階のライフスタイルが適さなくなっている。
※厚生労働省「第22回生命表」、内閣府「平成28年版高齢社会白書」、リンダ・グラットン 「LIFE SHIFT」

テクノロジーの進化

機械・人工知能等のテクノロジーの進化で、いまの仕事が数年後にはなくなることも考えられる。
テクノロジーの進化のスピードが早ければ、仕事の内容の変化も早くなる。
仕事の変化に対応できるように、学習やリスクヘッジが必要になると考えられる。

人口減少

日本は人口減少・高齢化も進んでいます。
日本は、長期の人口減少過程に入っており、平成38(2026)年に人口1億2,000万人を下回った後も減少を続け、60(2048)年には1億人を割って9,913万人となり、72(2060)年には8,674万人になると推計されている。
また、2060年には、2.5人に1人が65歳以上、4人に1人が75歳以上なり、さらに高齢化が進んでいいく。
人口減少・高齢化により、生産年齢人口の減少する。労働力不足を補うためには、生産性の向上や家事・育児と仕事の両立や、高齢になっても働けるような、働き方の見直しが必要になっている。
※内閣府「平成28年版高齢社会白書」

サイボウズ株式会社の事例


_4091220サイボウズ株式会社カスタマーリレーション部副部長 久保正明 氏

久保正明氏は、2008年に松山拠点立ち上げメンバーとしてサイボウズ株式会社に入社。現在は、サポート部門のセンター長として、サイボウズのファン作りに取り組んでいる。
(講演の要点)
・「100人いたら100通りの働き方」があってよいと考え、メンバーそれぞれが望む働き方を実現できるようにしている。
・副業ではなく複業という考え方
・働き方改革を行った結果、離職率低下や優秀な人物の採用について効果が上がった(離職率が28%から4%以下へ等)

サイボウズ株式会社での取り組み
https://cybozu.co.jp/company/work-style/

株式会社オートクチュールの事例


_4091247株式会社オートクチュール 代表取締役 中村晋矢 氏、取締役 安野雅也 氏

中村晋矢氏は、2011年2月オートクチュールを創業し、新サービスプロデュースと会社運営を行っている。また、安野雅也氏は、ゲーム・イラスト・アニメーションのディレクション、プランニングを行い、20本のゲームクリエイティブを行っている。
(講演の要点)
・リモートワークで外国の方と仕事をする場合は、その方の国の文化を考える。
・仕事を円滑に進めるため、褒めることをうまく使う。

有限会社リプル・エフェクト 山田敬宏 氏の事例


_4091307有限会社リプル・エフェクト 代表取締役 山田 敬宏 氏

神戸芸術工科大学工業デザイン学科卒業後、メーカー・デザイン事務所勤務を経て、1999年9月「有限会社リプル・エフェクト」設立。コンセプトワーク・インターフェイス・プロダクト・プロデュース・コンサルトなど、製品開発に関わる全体を担当。iF Design Award 2016 金賞等、数々の受賞歴がある。
(講演要点)
・独立から、いきなり会社を設立し、退路を断ち、覚悟を決めた。
・税制だけで会社設立するかどうかを決めてはだめ。
・ワークセレクトとは、野望を具現化する手段に過ぎない。

フレーズライン 阿部冴香 氏の事例


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フレーズライン Webデザイナー 阿部冴香 氏

2014年より屋号『フレーズライン』としてフリーランスに。主にWebデザインとアプリデザインを制作。ヒアリングや資料からクライアントの思いや考えを様々な角度から想像し、それを軸にデザイン制作、提案するスタイルを模索中。
(講演要点)
・フリーランスになるきっかけは、自分のペースで仕事がしたい、デザインについて一緒に語れる仲間がほしい、勉強会にも参加したい等、当時働いてる会社では実現できなさそうだった。
・独立のために、できることからはじめてみたことがよかった。
・「できない」と言われたが、そのまま受け取らず、相手が何ためにいったのか考えてみる。

Layers 井上和俊 氏の事例


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Layers 代表 クリエーティブディレクター・デザイナー 井上 和俊氏

デザイナーを中心に、クリエイター団体AEDの運営、ブロガー、専門学校講師、会計業務、など様々な顔をもつ。さらに今年夏からは、スポーツ関係事業を立ち上げ予定。
(講演要点)
・パラレルキャリアとは、現在の仕事以外の仕事を持つことや、非営利活動に参加することを指す。ピーター・ドラッカーが提唱している、生き方のひとつ。
・卵は1つのカゴに盛るな。リスクヘッジからもパラレルキャリアはいい。
・1つの仕事でトップ層に入るのもいいが、複数の仕事をかけ合わせればレア人材になれる。相乗効果で質も上がる。
・井上氏自身が実践中。

まとめ

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いかがだったでしょうか?
企業も個人もいろいろな目的なために、働き方の選択”ワークセレクト”をしています。
さらに、企業や個人の取り組みを調べ、事例を知ることで、自社や自分の働き方を改革できるヒントが見つかるかもしれません。
また、ワークセレクトも開催していきたと考えています!
その際は、ぜひ参加してみてください。

 

 

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